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エンジニア向けキーボード HHKBを紹介します!

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こんにちは、サイオステクノロジーの遠藤です。

今回は「仕事が捗るガジェット紹介」の一環としておすすめのガジェットについて紹介します。私からはエンジニアに一番身近なガジェットとして普段から愛用しているキーボード、Happy Hacking Keyboard(HHKB)について紹介したいと思います。

HHKBってなに?

HHKB(Happy Hacking Keyboard)は、PFUが提供する高級キーボードで、その打ち心地や、スタイリッシュなデザインから多くのファンを獲得しています。

特徴としては

  • 「静電容量無接点方式」による最高の打ち心地、耐久性
  • 専用アプリによるキーボードへのカスタムキーマップ書き込み機能
  • 多彩なモデル
  • HHKB独自のキーボード配列

などが挙げられます。

Happy Hacking Keyboard | PFU

良い点

静電容量無接点方式による最高の打ち心地、耐久性

一般的なキーボードに多く採用されている電極端子を押しつけ、接触させることによって(有接点で)スイッチングを行う「メンブレン方式」ではなく、HHKBでは円錐スプリングを押し下げることで発生する、電荷の容量値変化によって(無接点で)スイッチングを行う「静電容量無接点方式」を採用しています。接点がないためチャタリングが発生せず、耐久性にも優れているためいいこと尽くめのキースイッチになっています。以前使用していたキーボードは半年ほどでチャタリングが発生し、よくキーの交換を行っていましたが、HHKBでは購入してから一年たった今でも不具合なく動作しています。

キーボードに直接キーマップの書き込みができる

HHKBにはキーマップ変更ツールが用意されており、ツールを利用することでキーボード本体に直接キーマップを書き込むことが出来ます。ツールのダウンロードは以下のページから出来ます。

Happy Hacking Keyboard | ダウンロード | PFU

キーボードに直接書き込むことで、いちいち接続先のカスタマイズをせずに自分の理想のキーマップでキーボードを使用することができます。

私はツールを使用して以下のような配列にしています。

  • 通常時の配列
  • Fn押下時の配列

特におすすめの設定は通常時の配列でのSpaceの隣にShiftを配置するキーマップです。デフォルトだとの位置だとキー1個分しか押す場所がない+位置も遠いため打ちづらかったのですが、この配置にすることで親指でホールドできるようになるのでおすすめです!Vimを使用している人であれば、Fn押下時のhjklにそれぞれ矢印キーを配置すると普通のアプリケーションでvimライクな操作感を味わうことが出来ます。

多彩なモデル

HHKBには様々なモデルがあり、Bluetooth接続とUSB接続ができるHYBRID、静音性を高めたモデルであるType-S、USB接続のみのClassic、最近発売されたマウス機能やジェスチャー機能が統合されたHHKB Studioがあります。また、それぞれのモデルにキートップに刻印のない無刻印モデルや、様々なカラーバリエーションがあります。またモデルによっては英語配列/日本語配列を選択することができます。

商品名 : HHKB Professional HYBRID Type-S 無刻印/雪(英語配列)

価格 : ¥36,850

商品名 : HHKB Studio 英語配列/墨

価格 : ¥44,000

私はHYBRIDモデルを使用しています。友人がHYBRIDとType-Sを両方持っていたので、どちらも触ってから購入する方を決めました。Type-Sはキーボードを押している感があまり感じられなかったので私はHYBRIDにしました。カラーバリエーション的には雪モデルが良かったのですが、HYBRIDには雪モデルがなかったので墨モデルにしました。

商品名 : HHKB Professional HYBRID 日本語配列/墨

販売価格 ¥31,900

HHKB Professional HYBRID 日本語配列/墨|PFUダイレクト

サイズがコンパクトでスタイリッシュな設計

Fnキーが丸ごと無しかつテンキーレスというキー配置のため縦にも横にも幅を取らないというスタイリッシュな設計になっています。ビジュアル面でも人気があり、さいずが軽いために持ち運びの面でも優れたキーボードとなっています。また、省スペースでも使用する事ができるので、机が小さい方やFPSなどのゲームをするときにマウスの可動域が欲しい方などには特におすすめです。

キーボードの刻印が薄くならない

サブリメーション(昇華)印刷を採用しており、キーの上からインクを乗せる印刷方法とは違い、凹凸がなく、刻印が消えることがありません。

HHKB博士に聞く!購入前に知っておきたいHHKBの基礎~カラー編~ | PFU

微妙なところ

値段が高い

一番値段の安いClassicモデルでも26,950円とキーボードにしては値段が高価なものとなります。私の場合は仕事に使用する道具なので購入することを決めましたが、学生さんや普段そこまでキーボードを扱わない方には出しにくい価格帯だと思います。購入を検討している場合は、家電量販店や、HHKBが出しているタッチ&トライスポットで商品の試し打ちができるようなので、実際に触って決めるのが良いと思います。高額ではあるものの、その値段に見合う商品だと思うので、ぜひ購入の検討をしていただければと思います。

Happy Hacking Keyboard | タッチ&トライスポット | PFU

キー配置がオリジナル

HHKBは独自のキー配置を採用しています。日本語配列での一般的なキーボードとの違いとしては以下のようなものがあります。

  • 最上段のキー(「F1」~「F12」など)がない
  • 通常「Caps Lock」がある位置に「Control」がある
  • 通常「半角/全角」がある位置に「Esc」がある

HHKB博士に聞く!購入前に知っておきたいHHKBの基礎~配列編~ | PFU

Fnキーがないため、F12キーなどの機能キーを使いたいときに少し工夫が必要です。特に開発者ツールを使うときやゲームで特定のキーを使う場合に不便に感じることがあります。また、HHKB以外のキーボードを使うときには、特にCtrlキーの位置で打ち間違えをしやすいことがあります。キーマップ書き換えツールを使って自分好みのキー配置にしていると、更に他のキーボードが打ちづらくなります。よくHHKBを使用すると他のキーボードが使えなくなると言われるのですが、HHKBに慣れた状態でHHKB以外のキーボードで打つと入力精度が大幅に下がるので、本当にHHKBを手放せなくなってしまいます。

キーボードに厚みがある

HHKBは他の一般的なキーボードと比べて少し厚みがあるので、長時間タイピングすると手首が疲れやすいです。リストレストを使うと、手首の負担を軽減し、快適にタイピングができるのでおすすめです。特に長時間作業する場合にはあると便利です。私は木製の左右で分離するタイプのリストレストを使用しています。

まとめ

今回はエンジニアに人気のキーボードであるHHKBについて紹介しました。

高価格で、キー配列まわりでクセがあるキーボードですが、なれると生産効率爆上がり間違い無しのガジェットなので、興味が出た方は家電量販店や、HHKBが出しているタッチ&トライスポットで触ってみてください。それではご覧いただきありがとうございました。

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